NO.18 演劇部OBとの再会

  先日、大学時代の最も仲の良かった同期で演劇部のOBが東京に用事で上京するとのことで、首都圏に住んでいる他のOB二人も呼んで、久しぶりに一献交わした。同期の二人とは大分に帰郷した時や東京でも時々会ったりしていたが、2年後輩の一人とは大学卒業以来なので何と38年ぶりの再会。駅の待ち合わせ場所で最初会った時は、一瞬どこのおじさんかな、と思ったほど容貌が変わっていて、わからなかった。
 しかし、話をすれば約40年前のときのまま、全く変わっていないのに、これまた驚き。聞けば、今でも会社勤務を続けながら、演劇の世界に関わっているとのこと。自分自身が舞台に立つわけではないようだが、照明などの裏方仕事を手伝ったりしているらしい。
 プロモーション用のDVDをもらい見てみた。普通の会社勤務などをしながらやっている市民劇団ならではの手作り感満載の舞台演劇だ。懐かしい感覚が蘇る。
 私が大学時代に演劇をやったのにはいくつか理由がある。一つは、高校時代までは、物理クラブなどの言ってみればネクラな部活動しか経験がなかったので、一度全く違った世界を経験してみたかったということ。もう一つは、高校時代に文化祭で一度小芝居に出て、大勢の前に出て演じるということの面白さを感じていたこと、
である。
 しかし、大学の演劇部に入部したところ、田舎の大学だったので、当時は部員数も少なく、演劇論などを論じる場もあまりなかった。なぜか元野球経験者の先輩がソフトボールの試合をやっていて、それに参加していた記憶の方が鮮やかに蘇る。(これはこれで、会社に入ってからの球技大会で大いに活かされた。)
 というわけで、部活動だけでは飽き足らず、私も市民劇団に参加して、何度か舞台に立った。「岸壁の母」をもじった「完璧の母」というタイトルで、オカマ役をやったのが記憶に残る。座長は数年前に亡くなられたが、地元別府では名の通った方(小袋丹)で、WEB検索すると、一座経験者の方々が出てくる。私が所属していた時の共演者で、今も「大分県出身の有名人」として出てくる方もいる。新宿コマ劇場など何度か舞台に立った時に応援に行ったが、今なお活躍されているようで非常に嬉しく思う。
 久しぶりに芝居を見に行こうかな。
 

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コメント: 1
  • #1

    矢野秀明 (木曜日, 30 5月 2019 09:00)

    小袋丹さんとご縁のある方で、旧姓 長松?さんを ご存知ないでしょうか?
    宮崎大学の特別音楽科におられた方です。
    近々、大学当時の演劇仲間が50数年振りに会うことになっています。
    もし、手掛かりがあれば教えて頂きたいのです。090-3734-7417 矢野秀明