No.38 新現役交流会に参加して

 某市信用金庫主催の「新現役交流会」に参加した。「新現役交流会」とは、関東経済産業局が推進する「マネジメントメンター制度」にもとづき、主に大手企業を退職した(または近々退職予定の)OBを中小企業経営者とマッチングさせて、中小企業支援を行うというもの。(詳細はこちらを参照)
 私は今回が初参加であったが、参加企業が14社、新現役参加者が40名程度はいただろうか。1社あたり5~6名と面談を行うようだ。一人の面談時間は25分間、企業側は社長と人事か関係の役員クラスの方二人+信用金庫担当者。企業側は企業の概況と抱える課題などについて説明を行う。新現役側は、職歴・業務経験、自己PR、面談企業に自分が何ができるか、などを説明する。
 私の面談企業は2社。1社目は建築資材の卸売業。商品点数が数百点にも上り、収益分析(顧客別、商品別など)によって、売れ筋とそうでないものを管理し、少し商品点数を絞り込みしたいとのこと。また、在庫管理を効率化したいとのこと。私は、会社時代に経理・財務の経験が長かったので、この辺のご支援は願ってもないことだ。いろいろな経験と経営コンサルタントとして多面的なご支援が可能であることをご説明し、好感触を得た。

 2社目は新聞販売店。私の兄が元新聞販売店経営をやっていて(既に倒産したのだが)、そういう縁もあって希望した旨説明した。社長曰く、若者の新聞離れなど、事業環境は厳しい。八方塞がりで経営状況は苦しいというお話であった。そういう中にあって、何ができるか?まずは現状分析して、問題点の整理・改善点の発掘をすることから始めましょう!
 結果は2週間後くらいに連絡が来て、二次面談にすすめるかどうかだ。本業のコンサル業として実績がほしいところなので、是非マッチングに成功して、企業との長いお付き合いができればと思っている。