No.40 気仙沼の復興を祈って

 3月4日(土)、約8カ月ぶりに気仙沼を訪れた。今年の気仙沼バル(バルの詳細はこちら)の実行委員会に参加するためだ。いつもの時間の新幹線に乗り、一ノ関駅で同行の中小企業診断士仲間と合流し、JR大船渡線で気仙沼着午前11時45分。実行委員会が14時開催なので、まずは腹ごしらえで気仙沼ならではの味を堪能しようという話になり、メカカレーを頂くことになった。メカジキは気仙沼の特産だが、「第四の肉」(牛、豚、鳥に次ぐ、ということらしい。)と言われているそうだ。季節の野菜が色とりどり添えられて、キーマカレー風味のマスタードのようなソースが絶品だ。メカジキのまさに「肉」感覚の舌触りがイタリアン風で、ワインと一緒に頂けば更に幸せな気分に浸れそうだ。(メカカレーのお店:「Bisulo eM's びすとろえむず」)
 御馳走を頂いて満足した後、会議までの時間を利用して気仙沼港に向かう。港の周りには5mの高さの防潮堤が建設中で、もうかなり出来上がってきている。美しい港の景観にはやや無粋な感じもするが、命を守るためには致し方ないのかもしれない。震災から6年が経過したが、ちょうど今は気仙沼大橋を架ける工事が進んでいる。我々が訪れた翌日に橋のアーチ部分をサルベージ船で運んで据え付ける工事の予定で、港に船とアーチ橋部分が待機していたのだ。写真では大きさがよくわからないが、アーチ部分だけの長さが224mあるらしい。(工事進捗状況のHP)サルベージ船のクレーンは高さ100mくらいあるだろうか。あまりに巨大すぎてスマホカメラに入りきらない。日本の建設技術は大したものだと思うが、この気仙沼大橋も復興のシンボルの一つになるだろう。
 バルの会議については詳細は書かないが、今年は7月1日(土)に実施することで決まった。今までの仮設商店街中心の運営から、新しくできる本設のビルの商店や市内の個店を中心とした運営に移行するターニングポイントになる年だ。年間を通して気仙沼を訪れる観光客やIターンなどで永住する市民が増えて、街が活性化することを願っている。微力ながら、そのお手伝いができればと思う。本ブログを読んで頂いている皆さんも、是非気仙沼に足を運んでみてください。食の気仙沼をご堪能あれ!(参考情報:じゃらん気仙沼